妊婦にできること③
●病院選び
ERとNICUがある病院が良いと前回言いましたが
これは具体性に欠けていますね。
正しくは新生児の蘇生がしっかりできるか。
母体の蘇生、帝王切開がしっかりできるかか大事になってきます。
生まれてくる赤ちゃんの中には10人に1人は蘇生がないと泣くことができない赤ちゃんになります。
また施設の検索に関しては『日本周産期・新生児医学会』が詳しいので検索してみると良いでしょう。
●陣痛がわからない
陣痛の定義を確認してみましょう。
『1時間に6回以上10分に1回の子宮収縮です』とても男性が耐えられる痛みではありません。女性はつよいです。
●子宮外妊娠
子宮の外で妊娠してしまう、または子宮内でも場所が悪いと育つことはありませんので流産と一緒です。また子宮外妊娠と子宮内妊娠(場所が悪い)場合を異所性妊娠とも呼びます。
これは1-2%の確率で誰でも起きてしまうことになります。その育った受精卵を取り出すのに多量の出血をしてしまうこともあります。
輸血も備えていなければなりません。
ですが手術を行ったからといって妊娠できなくなるということではありません。
●流産の確率は15%
医学的な流産の定義『妊娠22週より早く妊娠が終わること』
つづく